フリーダイバー菊本

魚突き、フリーダイビング、息止め、空家再生の話を書いていきます

フリーダイビングの競技種目解説

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どうも、フリーダイバー菊本です。

 

今回は、フリーダイビングの競技種目を解説していきます。

 

フリーダイビングをこれから始めようとする方は参考にしてみてください。

 

 

1、スタティック(STA)

 

簡潔にいうと、息をどのくらいの時間止めていられるかを競います。

 

体は動かすと酸素を消費するので、ただひたすら、うつ伏せ状態でプールに浮いてますw

 

世界1地味な競技かもしれませんねw

 

ちなみに僕の記録は5分半です。

 

一般レベルでいうとすごいかもしれませんが、生粋の息どめ野郎ばかり集まってくるフリーダイビングの大会などでは、だいたい真ん中くらいの成績になることが多いです。

 

女子では6分、男子では7分を越えると息どめ業界では、かなり尊敬されます。

 

ちなみに海外では、9分超えをしてくる選手がたまにいます。

 

僕はちょっと未知の領域ですね。

 

2、ダイナミック(DYN) 

フィンを付けてどのくらいの距離を進めるかを競います。

 

2018年頃までは、モノフィンでも通常のフィン(バイフィン)でも、どちらを使っても参加できたのですが、

 

2019年からモノフィン部門と、バイフィン部門に種目が分かれました。

 

モノフィンはドルフィンキックで進むのですが、一度バサロ(仰向けドルフィン)で泳いでる人を見てたまげました。

 

ちなみに僕の記録は90m(2017年時公式記録)

 

しょぼいですねw

 

一般人に毛が生えたレベルです。

 

この種目では、男子は200m、女子は170mを越えると尊敬されます。

 

僕は赤点以下ですw

 

3、ダイナミックノーフィン(DNF)

 

ダイナミックのフィン無しバージョンですね。

 

泳ぎ方は自由ですが、みんなだいたい平泳ぎで泳いでいます。

 

足を二回蹴って手を一回かくのように変則で泳ぐ人もいます。

 

さて気になる菊本の記録は、

 

65m

 

しょぼw

 

この種目は、150mを越える人が何人かいます。

 

すごすぎw

 

さてここからは海の競技をご紹介していきます。

 

4、コンスタント(CWT)

 

フィンを付けてどこまで深く潜れるかを競います。

 

時間は関係ありません。

 

深さだけです。

 

そして深さは、その時の気分では決められません。

 

事前に何m潜るかを申告し、競技ロープはその深さまでしか垂れていません。

 

一番底には、タグと呼ばれるペラペラのものが付いてますのでそれを持ち帰ることで底まで潜った証明になります。

 

図にするとこれです。

 

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イメージつきましたか?

 

ちなみにこの種目も2019年、モノフィンとバイフィンとに枝分かれしております。

 

恒例の菊本記録は、

 

55mです!

 

これは、そこまでしょぼくないです。

 

フリーダイバーの中ではまあまあと言ったとこでしょう。

 

ちなみに日本記録は、篠宮龍三(しのみやりゅうぞう)の持つ115mです。

 

これは、日本人男子では圧倒的で2位と20m以上の差を付けています。

 

さすがは世界の篠宮!

 

5、コンスタントノーフィン(CNF)

 

フィン無しでどのくらい潜れるかを競います。

 

プールのノーフィンと同じく平泳ぎで潜る人が多いですね。

 

この競技は、フリーダイビングの中で一番過酷です。

 

本当に体力を使います。

 

そしてブラックアウトのリスクも一番高いです。

 

フィン無しで無呼吸、自力で泳ぎ続けるので当然ですよね。

 

ちなみに菊本の記録は、

 

40m

 

これはまあまあと言ったとこでしょう。

 

2020年現在日本男子では歴代12位くらいの記録になるようです。

 

ちなみに世界記録保持者はニュージーランドのウィリアム先輩で100m超えを成功しています。

 

6、フリーイマージョン(FIM)

 

フィンを付けずロープをたぐりながら潜る種目になります。

 

手でたぐり続けるので、腕の筋力が必要な種目となります。

 

腕の筋力の弱い女性はこの競技を苦手としてる人が多いです。

 

そして、コンスタントよりも進むスピードが遅くなるため、潜ってる時間が長くなります。

 

そのため、コンスタントより深く潜れない選手が多いようです。

 

しかし、僕はこの競技を一番得意としています。

 

記録は72m

 

この記録は結構驚く人が多いですね。

 

男子では歴代3位の記録みたいです。

 

7、ヴァリアブル(VWT)

潜水時何キロの重りを持ってもよく、浮上時はそれを手放して帰って来れます。

 

潜る時は、ただ重りにつかまっとけばよく、泳がなくていいので、酸素消費が少なく、

 より深くまで潜れます。

 

また、浮上時は、フィンを使っても、ロープをたぐっても良いため、腕や足の負担を分散できます。

日本ではこの種目を行ってる人はほとんどいません。

より深く潜れるため、危険度が高いというのもありますが、底まで沈んだ重りをまた水面まで引き上げたり色々準備が大変というのも理由の一つです。

 

ちなみに、僕は遊びでこの競技をやったことがありますが、65mくらいしかいけませんでした。

 

沈むスピードが早すぎて耳抜きが追いつかなかったんですね。

 

息は苦しくなかったので、慣れたら80くらいはいけるんじゃないかと思ってます。

 

8、ノーリミッツ(NLT)

 

 機械につかまり潜り、バルーンなどを使って浮上します。

 

有名な、グランブルーという映画ではこの種目が採用されています。

 

潜りも、浮上も泳がなくていいので酸素消費が抑えられ、息、耳抜きが続く限りひたすら深く潜れます。

 

世界記録はなんと200mを超えています。

 

生身の人間がここまで深く潜れるのはすごいですね。

 

ちなみに日本人でこの種目をやってる人はいません。

 

当然僕もやったことはなく記録は持ってません。

 

しかし、一回やってみたいとは思っています。

 

これなら100m潜れるかもしれません。

 

9、最後に

 

いかがでしたか?

 

フリーダイビングと言ってもたくさんの種目があることに驚いた方もいらっしゃると思います。

 

フリーダイビングに興味はある。

 

でも深く潜るのはハードルが高い。

 

という方はプールから初めて見るのもいいですね!