フリーダイバー菊本

魚突き、フリーダイビング、息止め、空家再生の話を書いていきます

フリーダイビングで使う道具を紹介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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モノフィン



ども、フリーダイバー菊本です。

 今回は、フリーダイビングで使う道具をご紹介します。

 

僕は5年前フリーダイビングを始めようと思った時、どんな道具から揃えていいのかわかりませんでした。

 

僕のように、困ってる人がいるだろうと思い、記事にまとめておきます。

 

今回は、海遊び初心者からガチでフリーダイビングをやりたい方までの全員にとって欲しい情報を網羅しています。

 

 

1、海遊びも初めての初心者の方

 

①マスク

 

まずは、マスクです。

 

これがないと話になりません。

 

ちなみに僕はこの写真のマスクを使っています。

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マスク

 

マスクの選び方は、ズバリ顔の形に合うかどうかです。

 

初心者のうちは、ここだけを気にすればいいです。

 

ですので、ネットではなく実際の店舗で装着してみて購入した方いいですね。

 

もし、本格的にフリーダイビングをやりたいという方がいれば、上記に加えて

 

マスクの容積が小さいもの

 

を選ぶといいでしょう。

 

フリーダイビングで深海に潜っていくと、水圧が強くなり、マスクが顔にひっついてきます。

 

鼻から息を送り込み、マスクを正常の状態に戻すのですが、マスク容量が大きいと戻す息も多くなり大変ですw

 

マスクを選ぶポイントは以上2点です。

 

②スノーケル

 

これもないと話にならないですね。

 

常に息継ぎするのは大変すぎますw

 

僕はこちらのスノーケルを使ってます。

 

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スノーケル

スノーケルの選ぶポイントは、

 

この写真のようにまっすぐのものを選ぶといいです。

 

たまに、顔の形に合うようにか、ぐにゃっと曲がってるものがありますが、経験上、呼吸がとてもし辛いです。

 

また、あまり安すぎるものだと噛んでる所のゴムが切れるなどすぐ故障してしまいます。

 

3000円以上くらいのものがおすすめです。

 

③マリンシューズ

 

これも無いとやばいです。

 

海にいく際はビーチだけでなく岩場も多くあります。

 

素足だともちろん無理だし、違う靴を履いていっても、海にドボンしたら靴をそこに置きっ放しにしないといけません。

 

また、マリンシューズを履いた後にフィンを履くことになるんですが、素足でフィンを履いてるとフィンずれするんですよね。

 

そのため、必須アイテムとなります。

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マリンシューズ

僕は、このTUSAのマリンシューズを使ってます。

 

履きやすいしおすすめです。

 

④フィン

これも必須です。

 

ずっとバタ足はきつすぎますw

 

フィンの種類はたくさんありますが、おすすめはシンプルにミューフィンです。

 

ゴム製で長く使用しても劣化が少なく、かつ、推進力があります。

 

そして値段も1万円程度と手頃です。

 

アマゾンで注文すれば、すぐに届きます。

 

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ミューフィン

僕はこれを5年以上使用してるんですが、まだ余裕で現役です。

 

安くて変な奴だと、右側のフィン部分が折れ曲がってきたり、左の足を入れる部分が伸びたり、切れたりしてすぐダメになります。

 

よっぽど、デザインにこだわる人以外は、ミューフィン一択です。

 

色もたくさん選べます

 

ちなみに、僕はミューフィンと共に、こちらのフィンも使用しています。

 

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ロングフィン

これは、完全に競技用ですので、足をはめるところ(フットポケット)はオーダーメード。

 

フィンの素材もカーボン製でわざわざロシアの会社から取り寄せ、到着までに1ヶ月以上かかります。

 

お値段なんと10万円のスーパー高級フィンです。

 

興味ある方は注文方法お教えしますが、競技をやる方以外は一切必要無いでしょう。

 

安すぎるものは、すぐに劣化してダメになるので、

 

マスク 5000円

スノーケル 3000円

マリンシューズ 3000円

フィン 10000円

 

くらいかそれ以上のものを選びましょう。

 

合計で2万円の予算です。

 

ということで、海遊び初心者が揃える道具は以上となります。

 

2、少し潜ってみたい中級者

 

海遊びは慣れた。

 

5、6m潜ってみたい。

 

イルカで一緒に泳いでみたい。

 

という方、上記に加えこちらのアイテムを揃えてみてくだい。

 

①ウエットスーツ

 

ウエットスーツの役割は、

 

保温と怪我防止です。

 

保温

 

寒さに強い人ならいいのですが、真夏以外は長時間海に入ってると結構冷えてきます。

 

また、フリーダイビングで深く潜るようになると、下の方が結構冷たかったりします。

 

実際2019年9月にフランスニースで行われた世界大会で潜った際は、水面温度は24度と適温でしたが、水深15m潜る頃には、16度の水温になっていました。

 

16度といえば、サウナの横の水風呂ですw

 

流石に、海パン一丁じゃきついですよね。

 

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ウエットスーツ
怪我防止

 

海の中の、岩、サンゴ、釣り糸、毒魚、クラゲなどから身を守ります。

 

この中でも、オニカサゴやクラゲなどの毒をもつ生物は結構な頻度でいますので、ウエットスーツを着て身を守りましょう。

 

選ぶポイント

 

厚さ

 

2mm、3mm、5mm、7mmなどとありますが、3mmスーツでオッケーです。

 

春から秋までオールシーズン対応可能です。

 

冬に海に入るような変態は5㎜も必要かもしれませんが、普通の人は3㎜1つで全く問題ありません。

 

素材

 

ジャージとスキンとありますが

 

ジャージでオッケーです。

 

フリーダイビングの競技者はスキンのウエットを使っていますが、破れやすいので扱いづらいです。

 

ウエットスーツ初めての方は、ジャージをお勧めします。

 

ちなみに僕は、肌に当たる部分はスキン、外側はジャージという組み合わせにしています。

 

スキンは着心地と保温性の面ではジャージに優っています。

 

オーダーをお考えの方はこのようなことができます。

 

既製品かオーダーメイドか

 

既製品というのは、SS、S、M、L、LLなど5サイズくらいから選ぶもので1万円くらいからあります。

 

オーダーメイドをお考えの方なら、7万円以上かかります。

 

僕は写真のウエットスーツを5年前に作り、まだ現役で使用しています。

 

既製品を使っていた時期もありましたが、オーダーメイドと比べると着心地が全く違います。

 

まず当然、体にぴったり。

 

また、生地の素材もYAMAMOTOというウエットスーツ業界では有名な素材を使っているので柔らかくて最高です。

 

メーカーはフリーダイバー御用達のDELFINOで作ってもらいました。

http://www.delfinohouse.com/delfinowetsuits.html

 

真鶴にあるお店で来店しても作れますし、体のサイズを測ってお店に伝えても作ってもらいます。

 

ちなみにオーダーメイドで7万円は安い方です。

 

10万円前後かけて作ってる人もたくさんいます。

 

②ウエイトベルト&ウェイト

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ウェイト

おもりと、それを通すベルトです。

 

これは、なぜ必要かというと、ウエットスーツを着てるからなんですね。

 

ウエットスーツは浮力があり、着てるとなかなか潜りこめません。

 

3㎜ウエットなら2キロ分くらいの浮力があります。

 

そのため、ウェイトを腰に巻いた方が潜りやすいです。

 

選ぶポイント

ウェイトベルトは布製ではなくゴム製のものがいいです。

 

ゴムだと収縮が効くので、深く潜ってお腹がへっこんできた時でもうまく対応してくれます。

 

僕は、OMERのウェイトベルトを使っています。

 

ウェイトは、正直なんでもいいですが、一つあたりの重さが、2キロ、1キロ、500gと種類があります。

 

この中で、2キロは使い勝手が悪いので除外

 

1キロ2つと、500g2つ合計3キロを買っておけばオッケーです。 

 

値段は、ウェイトベルトが4000円くらい、ウェイトは1キロあたり1000円くらいです。

 

中級者向けは以上です。

 

 3、フリーダイビングを始めたい方

フリーダイビングと言っても、いくつか種類があります。

 

まずは、プールで行う競技から見ていきましょう。

 

プール競技

 スタティック(STA) 

息を止めるだけの競技です

 フィン付きダイナミック(DYN)

 フィンをつけて無呼吸でプールをどのくらいの距離進めるかを競います。

フィン無しダイナミック(DNF) 

フィン無し無呼吸でプールをどのくらいの距離進めるかを競います。

 

これらの種目を始めたい方は、今まで説明した道具があればとりあえず始められます。

 

これ以上、何かを買う必要はありません。

 

しかし、もっと本格的なものも揃えたいという方は次のようなアイテムがあります。

 

①ノーズクリップ

 

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ノーズクリップ

鼻栓ですね。

 

マスクをしてれば鼻もガードされるので、必要ないかと思われますが、実は重要です。

 

フリーダイビングを続けていると、もっと空気を肺に詰め込めたらいいのにな。

 

と誰しもが考えます。

 

その時行うのがパッキングになります。

 

口をパクパクさせて肺に空気を押し込みます。

 

1ℓ以上の空気を押し込む人もいるくらいです。

 

そのような時、肺の内圧はすごいことになるので、マスクだけだと鼻から空気が漏れてしまいます。

 

そのため、鼻栓をして空気の漏れを防ぐことにしています。

 

しかし、肺が慣れたないうちにパッキングをすると痛めます。

 

やりたい方は、正しい方法のレクチャーを受け徐々に行いましょう。

 

ノーズクリップの値段は3000円くらいです。

 

②モノフィン

両足にはめて、ドルフィンキックをしながら進みます。

 

DYNで使う道具ですね。

 

昨今この競技は、モノフィンと普通のフィン(バイフィン)に枝分かれしました。

 

モノフィンがあると、DYNのモノフィン部門に出場できます。

 

形は、このようなものです。

 

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モノフィン

 

 

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モノフィン

写真上は僕が一番最初に買ったモノフィンです。

 

プラスティック製で値段は3.5万円くらいでした。

 

推進力は、カーボン製に劣りますが、ちゃんと蹴らないと進まないので練習にはもってこいでしょう。

 

写真下は、2年まえに購入した高級モノフィンですw

 

フットポケット、配色はもちろんオーダーメイド。

 

素材はカーボンで、例のロシアの会社から船便で送ってもらいました。

 

値段はなんと10万円w

 

このモノフィンが現存するモノフィンで最高峰なので欲しい方いれば、注文方法お教えします。

 

③ネックウェイト

 

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ネックウェイト

これは、首にまくウェイトになります。

 

腰に巻くウェイトとの違いとして

 

ウェイトを微調整できる

腰にまくウェイトは500g単位ですが、ネックウェイトならいくらでも微調整できます。

 

フリーダイビングを続けていると、もう100g増やしたいということが出てきます。

 

そんな時ネックウェイトは便利ですね。

 

状態が安定する

腰にウェイトを巻いてると、体が反り気味になり、水の抵抗をくらいます。

 

首に巻くことで、一番浮力のある肺を沈めることができ、状態が水平になります。

 

水平になると同じ力でも遠くまで泳ぐことができます。

 

欲しい方は自分で作ってみましょう。

 

素材は、自転車のチューブ、なまり(最悪小石でもいいかも)、ビニールテープ、などでできます。

 

要は、重くて首に巻ければオッケーです。

 

もちろん、僕も自分で作っています。

 

プール競技で必要なモノは以上です!

 

海の競技

海の競技は深度を競います。

 

まず種目を紹介する前に、海に競技をやる上で共通する必要な道具をご紹介します。

 

①ラニヤード

 

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ラニヤード

これが無いと始まりません。

 

これは、ロープと自分をつなぐ命綱のようなものです。

 

浅い深度だと、浮力が上にかかってるので上下左右がどちらか把握できますが、

 

30m以降になると、浮力、重力が逆転し、上下がよくわからなくなります。

 

例えるなら、無重量宇宙に放り出されたような感じです。

 

海の底まで垂れたロープと自分とが結ばれているので、上下がわかるようになります。

 

また、海中では、予期せぬ海流にたくさん遭遇します。

 

中には、ダウン海流という海流があり、海の底まで流されて行ってしまいます。

 

ラニヤードを付け、ロープと自分とを繋いでおくことでこのような事故を防ぐことができます。

 

②ダイビングコンピューター(ダイコン)

これも必須アイテムです。

 

深度を測るために付けます。

 

安いもので1万円くらいのものからあります。

 

深度さえ測れればオッケーですが、

 

・電池持ちがいい

・アラーム機能がある

・潜る速度を毎秒おきに知れる

・水面での休憩時間がわかる

 

などの機能が欲しければもう少し高くなります。

 

ちなみに僕は、SUNTO D4iを使っています。

 

値段は4万円くらいですが、機能は申し分ありません。

 

正直これ以上高いダイコンを買う意味は皆無ですので、迷ってる方はSUNTO D4iを買ってください。

 

海競技で共通して必要なアイテムは以上です。

フリーダイビング海の種目

 

フリーイマージョン(FIM)

フィンをつけず、海の底まで垂れたロープをたぐりながら潜っていきます。

 

コンスタント(CWT)

フィンをつけて潜ります。ロープは触ってはいけません。

 

ノーフィン(CNF)

フィンをつけずに潜ります。ロープは触ってはいけません。

 

この中で、コンスタントだけフィンをつける競技です。

 

ですので、この競技をやる方は、普通のフィン(バイフィン)かモノフィンが必要になります。

 

プールで紹介した道具と同じですのでご安心ください。

 

4、フリーダイビングで50m以上潜りたい方

 

最後に、日本で50人もいない欲求だと思いますが一応書いて起きます。

 

マスクのところで少し触れましたが、フリーダイビングは潜れば潜るほど水圧が高くなってきます。

 

そのため、潜るほどにマスク内の空気は圧縮され顔に張り付いてきます。

 

それを元に戻すため鼻から息を送らなければなりません。

 

しかし、同時に肺も圧縮されるため、最終的には鼻から空気も送れずに、マスクが顔に貼りつき続けることになります。

 

このような不具合を解消したのが、

 

リキッドゴーグルです。

 

このゴーグルのレンズは水の中でよく見えるように作れており、ゴーグルの中に水を入れて使います。

 

そして、マスクと違い鼻が空いてしまうので、鼻にはノーズクリップをして潜ります。

 

ただ、40mくらいまでの方はマスクで十分潜れます。

 

それ以上潜りたい変態だけどうぞご購入ください。

 

5、まとめ

 

レベル別に必要な道具を解説してみました。

 

これを機にフリーダイビングに興味をもち、少しでも仲間が増えたら嬉しく思います。