魚突き大好き菊本です。
先日友人が、「魚突きを始めたいけど揃える道具がわからない」
と相談がきました。
確かに僕もやり始めた時、道具がわからず苦労した覚えがあります。
ということで、そんな方々のため、魚突きに必要な道具をまとめておきます。
これを読み、道具を揃え、大海原に繰り出しましょう。
道具は、できるだけ必要な順番に書いていきます。初心者の方は、1から5までを揃えればオッケーです。
魚突きに慣れてきた方は、6から10まで揃えればより楽しめます。
マスク
まず、これがないと海の中が見えないため、魚突きどころではありませんw
選ぶポイント
顔にフィットするかどうかです。
初めての方は、できるだけ店舗で試着させてもらい購入しましょう。
そして、次に考えるポイントは、
視界の広さとマスク容量です。
この二つの要素は比例の関係にあります。
つまり、視界が広いとマスク容量が大きく、視界が狭いとマスク容量が小さくなります。
とりあえず、写真をご覧ください
これは、僕が実際に使ってるマスクですが、容量を極力小さくしてるので、視界が狭くなっています。
容量を小さくして理由は、深く潜る際、容量の大きいマスクだと顔にひっつきすぎるからです。
水圧の関係です。
引っ付くと、鼻から息を吹き込んで元に戻さないといけません。
その空気がもったいないのと、めんどくさいという理由で容量を小さいマスクを選んでいます。
しかし、これは水深15m以上潜る上級者だけ考えればいいことだと思いますので、初級者は容量は気にせず、視界の広いマスクを選びましょう。
スノーケル
これもないと話になりません。
水中を観察しながら息ができる貴重な道具になります。
選ぶポイント
ズバリ、3000円以上のものになります。
というのは、安すぎるものだと、口の噛む場所が取れたり、呼吸がしづらかったり、いいことがありません。
命に関わるものなので、いいものを買いましょう。
ちなみに僕はこのスノーケルを使っています。
長く使ってますが、壊れにくく、噛みやすく、呼吸がしやすいです。
商品はO.ME.R.のZOOM CAMU 値段は少し高くて6500円しますが、今まで使ったスノーケルで一番いいです。
形は、この写真のようにまっすぐの形がいいです。
顔の形に合うようにか、ひん曲がってるスノーケルもあるのですが、全くお勧めしません。
海中に沈没しやすく、しょっちゅう水が入ってきます。
また、排水もしづらいです。
シンプルなまっすぐの形のものを選びましょう。
マリンシューズ
これも意外と必須です。
魚突きというのは、ビーチから海に入る(エントリー)ことは少なく、岩がゴツゴツした磯場からエントリーします。
その際、サンダルなどで海に行くとサンダルを磯場に置いておかなくてはならず、その場に戻るかどうか不明、紛失等のリスクがあるため履かない方がいいです。
そのため、磯場ではマリンシューズを履いて移動し、マリンシューズを履いたままフィンを装着しエントリーします。
マリンシューズが何かわからない方は、写真をご覧ください。
僕が実際に使ってるものです。
メーカーはTUSAで値段は3000円くらいです。
フィン
これも必須です。
ないと溺れますw
選ぶポイント
僕は色々なフィンをはいてきましたが、ミューフィンが最強です。
迷うのが面倒ならミューフィンを選べば全く問題なしです。
値段は1万円くらいで、ロングフィンよりも全然安いです。
ロングセラー商品だけあって、推進力、扱いやすさ、耐久性の面において最強です。
迷わずこれを買いましょう。
ちなみに、3000円程度のフィンも数多くありますが、値段相応です。
進まない、履きづらい、すぐ壊れるなどのリスクを覚悟しましょう。
また、魚突きのサイトを見てるとロングフィンを推薦してる場合がありますが、僕は全くお勧めしません。
初心者には取り扱いが難しく、逆に疲れます。
ミューフィンでオッケーです。
これで水深20mまでにいる魚はとれます。
一つ注意点
ミューフィンのサイズは、
XS 22-23
S 23-24
MS 24-25
M 25-26
L 27-28
XL 28-29
とあります。
これは、素足でのサイズなので、マリンシューズを履いてミューフィンを使う方は1サイズ大きいのを買いましょう。
MSの方はM、Mの方はL
という具合です。
実際僕は、足のサイズが26㎝でMサイズですが、マリンシューズを履きLのミューフィンを使いぴったりサイズとなります。
モリ
一番重要なのを忘れてましたw
モリですねw
選ぶポイント
もりは、初めはできるだけ安いのを買いましょう。
アマゾンで3000円以内で売ってるものでオッケーです。
というのは、魚突きをやってるとモリを壊す、無くすなどしょっちゅうのことになります。
特に扱い慣れてない始めの頃はこのリスクが高いです。
初めから、2万円以上もする良いモリを買って無くすともったいないです。
まずは、安いモリで慣れます。
それで慣れてきたら、いいのを買えばいいと思います。
実際にやって知識も付いてきてるので、
ゴムの力、シャフトの長さ、素材、モリ先の素材、強度、とりたい魚などのこだわりが出てくると思います。
初心者の方はここまで揃えればとりあえず魚は突けます!
ウェットスーツ
ウエットスーツの役割は、防寒と怪我防止です。
夏でも1時間を超えて魚突きをしてると少し寒くなってきます。
また、クラゲ、毒魚、サンゴ、岩、魚のひれなどから身を守るためウエットスーツを着用します。
選ぶポイント
まずは、厚さです。
お勧めは3㎜です。
これで春から秋までオールシーズンオッケーです。
しかし、極度の寒がり、冬も潜りたいと考えている方は5㎜をご検討ください。
その代わり夏は暑すぎるのと、ウェイトをたくさんつけないといけないデメリットもあります。
次に値段ですが、これは本当にピンキリで5千円〜10万円まであります。
ちなみに僕はこれを使っています。
ヨレてますねw
3㎜2ピースのオーダーメイドです。
これで7万円くらいします。
しかし、初めての方にこの値段はハードル高すぎると思うので、まずは、1万円くらいのものを買ってみてください。
それを基準に次に購入するものを決めればいいと思います。
ウェイトベルト&ウェイト
これはなぜ必要かというと、ウエットスーツを着てるからです。
ウエットスーツには浮力があり、ウェイトがないと潜れません。
3㎜スーツの方で最低3キロ〜5キロはつけた方がいいでしょう。
5㎜スーツの方で5〜9キロくらいつけます。
ちなみに菊本はこちらを使っています。
商品はO.ME.Rのラバーベルト
丈夫で、伸縮性があり使いやすいです。
僕は5年以上使ってますが、全く劣化してません。
ちなみにフリーダイビング をしたい方もこちらを使えます。
ちなみに僕は3㎜ウェットスーツ着用で、ウェイトを1キロ×5で5キロつけています。
ウェイトは1つあたり、2キロ、1キロ、500グラムと売ってますが、1キロを欲しい分買っておけば問題ないでしょう。
ナイフ
ナイフの役割は、魚を締める、体に絡まったものを切るです。
魚突きは、一回始めると、しばらく海の中にいます。
普通は、2時間くらいいることが多いです。
その時にとった魚は、ナイフで締めて持っておかないといけません。
その際、ナイフが必要になります。
ちなみにモリで魚を刺して一発で殺すことはかなりまれです。
また、海の中では何が漂流してるかわかりません。
一度、僕は岩と岩の間に釣り糸が張ってるのに気づかずに絡まったことがあります。
ナイフがあればそのような時に命を守る大事な道具になります。
選ぶポイント
こちらは、TUSA FK210のナイフです。
悩むのがめんどくさい方は、こちらを購入ください。
錆びにくい、刃渡りがそれなりにある、ケースにきっちりハマる、取り扱いしやすいなどの面で最強です。
僕は今までナイフを何本も無くしてるんですが、その原因はケースにきっちりナイフがハマってないことが多かったです。
意外と重要なポイントになります。
また、さびすぎてダメにしてしまったことが何回もあります。
このナイフはその辺りがクリアされてます。
また、装着場所は足か腕につける人が多いです。
僕は、足につけてますが、邪魔にならないのでお勧めです。
グローブ
グローブの役割は、防寒、防御です。
寒さは、手先からきます。
また、魚突きでは、岩をつかむ、魚をつかむことが頻繁に起きます。
海でふやけた手は、これくらいでも容易に切れてしまいます。
グローブは、必ずつけましょう。
選ぶポイント
これは僕の使ってるグローブで、アマゾンで2000円くらいで売ってる安物です。
これでも、防寒、手の保護は問題ないのですが、少し分厚いのでモリを掴みづらいことがあります。
本当は薄くて、丈夫で、滑らず、あったかい最強グローブが欲しいところですが、1万円くらいします。
グローブも消耗品なのでいつもこれくらいのものを買ってます。
もし、試着したければお近くのホームセンターに防水グローブがたくさんあるのでそこから選ぶのもいいですね。
目串(ストリンガー)
目串は、ウェイトベルトに装着して魚をキープするのに必要です。
必須ですので、購入しましょう。
選ぶポイント
これは僕が使用してる目串です。
左の赤いところをウェイトベルトに装着します。
また、通常はこのような状態になってます。
たまに目串をぶらぶらさせてる人がいますが、魚が落ちたり、抵抗になったりします。
このように目串をしまえるタイプがお勧めです。
また、黒いラインは50㎝くらいがいいです。
短すぎると、魚が入らないし、長すぎると邪魔です。
目串本体は12㎝くらいがちょうどいいです。長いと邪魔です。
こんな、目串でも80㎝ヒラマサを6本つけたことがあります。
日本で普通に魚突きやる分にはこれくらいで十分です。
最後に
魚突きは本当に楽しい遊びです。
僕は、この遊びを始めてから、泳ぐ、潜る、新鮮な魚を食べるなどで体がかなり鍛えられ、健康になりました。
また、魚の種類、魚の構造、料理、海の流れ、天気、風、地形、日本の磯、などにかなり詳しくなりました。
寿司屋に行くと最強です。周りの誰よりも詳しいです。
遠出してテントを張ることも多いので、アウトドアの経験も上がりました。
そして何より、お金がかかりません。
確かに初期投資は必要ですが、ランニングコストは車のガソリン代くらいです。
本当にいい遊びです。
僕は今、5年くらい魚突きを続けていますが、今ではこんな魚も取れるようになりました。
あなたも、楽しんで続けていればいずれこれくらい取れるようになりますよ!
今から楽しみですね!