2021年10月3日
キプロスから日本への乗り継ぎ国であるドバイに降り立ち、世界一深いプールでフリーダイビング体験をしてきましたので詳細をレポートします。
予約方法
Deep dive dubaiは、現在予約をしないと利用できません。あらゆるコースがあるので、自分にあったコースを選んで予約してください。月、火は休みなので注意。
サイト→https://deepdivedubai.com/
を直接見てもらえればわかりますが、ここでも簡単に紹介しておきます。
・Scuba dive(スキューバダイブコース)
オープンウォーターは20m、アドバンスは30m、テクニカルダイバーは60mまでのスキューバダイブができます。値段ですが、30m潜る人はAED1200(40000円)、60m潜る人はAED1500(50000円)です。
※AEDはディラハムと呼び、AED1=33円ほどのレートになります。
また、ウエットスーツやフィンなど、すべての機材は無料でレンタル(といっても大金払ってますが)できるので手ぶらでいっても大丈夫です。
・Freediving (フリーダイビングコース)
自分が申し込んだコースになります。
AED1000(33000円)のフリーダイビングを教わるコースとAED900(30000円)の自由にフリーダイビングを行うコースがあるので好きな方をお選びください。
念のためですが、料金は3千円ではなく3万円です笑
ちなみに僕ははじめ間違えて1000の方を予約していましたが、しばらくして間違いに気づきメールで連絡して900の方に変更してもらいました。
予約の際はご注意を
場所
住所は、「47HW+33 ドバイ, アラブ首長国連邦 ドバイ」か「deep dive dubai」をgoogle mapにいれてください。
菊本家は、世界一高いビルとして有名なブルジュ・ハリファ近くのホテルに泊まり、そこからタクシーで行きました。
ホテル周辺は、ダウンタウンと呼ばれ、有名なでかい噴水や、世界一でかいショッピングモールもこの界隈にあります。
タクシーの値段は、AED40くらいでした。一応公式の「円」との換金レートは30円となっているのですが、空港のレートはかなり悪く37円くらいで両替しました。
25%くらい手数料を取られている計算になります。
ちなみにATMで降ろしたときは33円くらい。ドルを空港で両替したときは2.5%手数料。ユーロは7%でしたので参考にしてください。
なのでタクシー代は1400円といったところでしょう。空港から直接行く場合は距離的にAED150(5000円くらい)前後だと考えてください。
かかった時間はダウンタウンからなら20分。空港からなら1時間といったところでしょう。タクシーはウーバーで秒速でつかまります。
※注意点
Deep dive dubaiの入り口前にゲートがあり、名前と何時に予約しているかを聞かれます。
このとき僕らは、僕、妻、子供二人で行ったのですが、予約者一人につき付き添い一人は無料(子供はカウントされない)とゲートで言われました。
もしかしたら、1人潜って2人付き添いとかだとお金が発生するかもしれないのでご注意ください。
また、予約をしてないとたぶん見学もできないので予約は必須です。
当日の様子
受付
僕は10月3日14時の予約をしており、Deep dive dubaiから「13時半までには絶対に来て」とメールをいただいていたので、13時40分にいきました。
まずは、受付があり、そこでパスポートとCertification(サーティフィケイション:AIDAやSSIの認定書)を提示してと言われました。
僕は、パスポート本体を持っていなかったので、携帯に保存しておいた写メールを提示。認定書の方は、AIDAのサイトにログインしてこちらのページを見せました。
この認定書のレベルによって潜れる深さが変わってきます。
AIDAでは4が一番上なのでもちろん60mまで潜れるつもりでいたのですが、なんとAIDA4では45mまでしか潜れないと言われました(驚愕の事実)
ADIAランキングのこちらのページを見せてもダメでした。
そもそもフリーダイビング用のブイについてるロープは最大45mまでしかなく。60mもぐれるのはスキューバのテクニックダイバーのみとのことです。
ちょっと残念。
どのような条件だとフリーダイビングで60潜れるのかは今調べてますので、詳細わかったらまた報告します。
ちなみに、いくら潜れても認定書がなければ5mまでしか許されないそうです。深く潜りたい人はめんどくさいと思いますが、AIDAとかSSIの認定書をとってから行くことをおすすめします。
受付は5分で終わりました。
レンタル部屋
次の部屋に案内されました。
ここでは、ウエットスーツ、フィン、マスク、スノーケル、ラニヤードなどの機材がたくさん揃っており、無料で借りることができます。ぱっと見、モルチャノバ製品を中心としてまともそうな機材だったので、持ち運びがめんどくさい人はこちらで借りるのもいいと思います。
僕は、キプロス帰りでしたので全てのギアは持参していましたので、ここでは何も借りませんでした。
借りても借りなくても料金は同じです。
着替えルームに案内
ロッカーはどれでも自由に選べます。カギはなく自分で暗証番号を決めるロック形式です。C→番号4桁→🗝マークで暗証番号設定。開けるときも同じ手順で開けれます。
ロッカーは思いのほか小さく、幅40センチくらいしかありませんでした。僕の背負ってたフィンバックがギリではいる大きさだったので、荷物をたくさん持ってくると入りきらないのでご注意ください。
いざプールへ
時間になりプールまでエレベーターで案内されました。
プールは思ったよりも広かったです。
※詳しくは動画をご覧ください。
プールに着くと、インストラクター(サポート)を紹介されました。僕の場合は豪華にも2人つきましたが、今はまだお客さんが少ないのでインストラクターの練習がてらのことでしょう。
インストラクターは30歳前後の明るいフランス人の男性と30歳前後の南アフリカ出身の女性でした。
やり取りは全部英語で行えるので安心です。
周りを見てみるとスキューバダイバーがたくさんいました。人数は10人ちょっとくらいです。フリーダイバーは僕を含めて3人くらいしかいませんでした。
潜る前にまず何をしたいかなどの情報をインストラクターと共有することにしました。
僕は、20m3本とマックス深度1本潜って、あとは20m以内の浅場で遊びたい旨を伝えました。
いつもは、リキッドゴーグルとノーズクリップで潜っているのですが、45m程度の深度と比較的浅かったこと、せっかくなので周りをよく見たかったこと、の2つの理由でマスクをつけることにしました。
それ以外に、スノーケル、3ミリウエットスーツ、ロングフィン、ラニヤードという装備を持っていくことにしました。
2キロのネックウェイトに関しては、プールは真水であることを考慮(浮力が小さい)し、とりあえず外してみて中性浮力を確認してみようと思いました。
プール入水
インストラクター二人と僕でプールの真ん中付近にブイを浮かべ、とりあえずロープは15mまで垂らすことにしました。
プールの中は、サイトや動画で紹介されてる通り、バイク、チェス、ベンチ、トイレなどが並び面白い空間になっていました。
全てのそのような写真映えポイントは水深18mよりも浅い場所にあり、それ以上深い場所はただ単に穴がぽっかり開いているような構造になっています。
また、水面から5mほど下を見ると下のフロアからガラス越しにプールを見ている家族を確認することができました。合図などをおくり向こうからも写真や動画をとってもらうことができます。
さて、いよいよ潜る時間になりました。息をおもいっきり吸いフリーイマージョンで少しづつ進んでいきます。
中性浮力を確認するため15m地点まで潜ると、なんとそこがぴったりのポイントでした。
ちなみに海では2キロのネックウェイトをつけ、中性浮力が15mなので、真水の浮力の少なさはあなどれません。
浮力と塩分濃度に関しての計算はざっとですが以下のようなものです。
浮力は流体の密度と比例関係にあるので、海水の塩分濃度をだいたい3%とすると、海水と真水のそれぞれの浮力は、
海水の場合:1.03×68キロ(僕の体重)=70キロ
真水の場合:1×68キロ=68キロ
ウエットスーツなどの条件は同じなので、真水は海水に比べ2キロ分浮力が少なくなり、自分のネックウェイトとちょうど同じ重さでした。
プールはちょうどいい水温(たぶん30度くらい)に設定されており、快適です。3ミリウエットでは少し暑いくらいです。
当然ですが、波や風はなく、45mの深さにトライしたい人にはいい環境かなと思いました。
僕の場合、もう一本アップし、少し休憩してからマックス深度の45mを潜りました。
18mより深い場所は、バイクとかチェスとかは一切なく、ただ単に深い穴になっているので、面白みは特にありませんが、とりあえず安全に45mまでは潜れます。
浅場でスノーケリング
とりあえず深くまで潜って満足したので、ラニヤードをロープから外し、スノーケリングで遊ぶことにしました。
僕はゴープロを持って行ったのですが、ゴープロをインストラクターに渡せばこちらの様子を撮影してくれます。
また、インストラクターがあっちには何がある、こっちには何があると案内してくれるのでついて行っても楽しいでしょう。
僕の場合JPというフランス人のお兄ちゃんが付き添ってくれました。彼は明るくて優しいので、水中で一緒にチェスをやったり、ビリヤードやったりと楽しかったです。
しばらく遊んでると、時間になったので終わりと言われました。
時計を見ると15時20分でしたのでだいたい1時間20分ほどプールにいたことになります。体感的には短くも長くもなく、ちょうどいい時間でした。
さいごに
付き添ってくれた家族は、ガラス越しにこちらを見て楽しんでいる様子でしたが、1時間半と長くなるのでよっぽどでなければ普通は飽きるでしょう笑
レストランなどは当然ついてると思いましたが、実際はパンとコーヒーなどを提供する小さいカフェしかないので、まともな食事をする場所は施設内にありません。
また、施設内は特に暇つぶしをする場所がないので、同行者の方はずっとプールを見ておいてください笑
以上、簡単でしたが世界一深いプールDeep dive dubai の紹介でした!
~追記~
何の認定証があれば60mまで潜っていいの?
とメールで問い合わせたところ次の回答が返ってきました。
For this you have to book several Guided Freediving with one of our guides and start gradually expand your depth.
「ここに通って、徐々に深度を伸ばしていきましょう」
的な訳だと思いますので、初日で60潜るのはもしかしたら難しいかもしれません。
どうしても60潜りたい人は、ドバイに行く前にメールで自分がいかに潜れるかをアピールしてコミュニケーションをとっておいた方が無難でしょう。