フリーダイバー菊本

魚突き、フリーダイビング、息止め、空家再生の話を書いていきます

人生初BO(ブラックアウト)しました

8月末

 

本日快晴、風やや強し

 

いつも通り船で沖合水深76メートル地点に到着

 

体調良し

 

前日は付き合いでビール一杯だけ飲んだだけ。また、睡眠時間は7時間以上で睡眠十分

 

いつも通り、水深25m付近でアップ2本

 

ダイブタイムは2分くらい

 

今日のターゲット(その日一番潜る深度)は71mにしようかと思っていたが、

 

・波が高い

・ダイブタイムを短くするために早く漕ぐのを試したい

 

という理由で65mを申告

 

アップ終了から20分休憩する

 

いつもは船にあがってから寝転がってることが多いのだが、今日は波が強く船上では横揺れが強くリラックスできないと思ったため海面で休憩した

 

3分前からカウントダウンしてもらい、ダイブ開始

 

2分40秒後

 

65mターゲット成功

 

体の疲れもほぼ無し

 

そして、20秒の時間短縮にも成功。ダイブタイムが短いため潜る速度が速くて楽しい。マウスフィルの時間も短くてすむため飲むリスクも減る

 

ちなみに耳抜きのやり方も少し変えた

 

今まではずっとプレッシャーかけ続ける方法だったが、圧力を感じてから都度耳を抜く方法にした

 

この方がリラックスできる時間が長くてよさそう

 

いつもは、ターゲット後は

 

「今日の練習終わったー」

 

と言って船上で休憩してるのだが、

 

・船上の方が揺れている

・体の疲れがほとんどない

・3人での練習のため1人抜けるとほかの人のセーフティの負担が増す

 

ということで海で待機することに

 

さすがに65潜ったばかりなので20分は休憩必要だと思いその時間待機

 

20分後ダイブすることに

 

20mくらいのつもりだったのだが、透明度が高く、水温もちょうどよく、気持ちよすぎていつのまにか30m付近まで潜っていた

 

しかも途中、中性浮力付近でぷかぷかクラゲみたいに遊んでいたせいで結構時間がたっていたようだ

 

そろそろ上がろうと思いロープをつかんでダイブウオッチで水深を確認すると21mの表示

 

「うわ、けっこう深いとこにいるな、早く帰ろう」

 

と少しだけ急ぎ気味でロープを手繰り始めたのが最後の記憶

 

気付いた時はセーフティに名前を呼ばれて目が覚めた時だった

 

記憶が飛んでいたので

 

「あ、ごめんサンバした?」

 

と言ったんだけど、サンバどころではなくバリバリのBOでした

 

後から聞くと、5m時点で泡を吐いて顔も青くなっていたみたいで、水面に戻ってきても10秒くらい意識が戻らなかったみたい

 

ちなみにダイブタイムは2分40秒だった

 

全く苦しさはなく浅場でBOしたため、これが教科書で習ったシャロ―ウォーターBOだと身を持って体験

 

チームメンバーには迷惑かけました

 

今回の件での教訓

 

・60m以上のdeep後は基本潜らない

・潜ったとしても休憩30分とって20mダイブタイム1分50秒まで

・ロープはダイブ後はすぐさま20mまであげておく

・deep後のダイバーが潜るときはいつもより注意して見ておく

 

みんなも気を付けて!