ども、フリーダイバー菊本です。
今日はフリーダイバーをはじめ息を長く止めたいと願う人向けの記事になります。
知識を蓄え、息持ちをよくしましょう。
息どめ前の食事
さて皆さん、息どめ前の食事は何をとったらいいかご存知ですか?
結論をいうと、「何も食べない」が正解です。
魚突きをメインでされる方はこのことを知らない方も多そうですが、フリーダイバーの中ではこれが常識的な見解になります。
その根拠を説明します。
体の中に食物が入ると、まず胃が消化のためフル活動します。
その後は、小腸が栄養素を吸収するためフル活動し、
最後は、大腸が水分吸収のためフル活動します。
これが最低4時間は続きます。
そして、このような消化器の活動には、エネルギー(ATP)が使われ、エネルギーの生産のためには酸素が使われます。
つまり、何か食べるとその分酸素が必要となり、息止めとは相性が悪いということになります。
何か食べないとエネルギーが出ないと考えてる方、全然大丈夫です。
エネルギーというのは、消化後吸収された栄養素から作り出されるものなので、その日の食事はその日のエネルギーと関係ありません。
もし、どうしても何か食べないとリラックスできないという方は、スープなど、消化器に負担が少ないものを食べましょう。
息止め前日の食事
40m以上をガチ潜りするフリーダイバー以外はあまり気にしなくていいかもしれませんが、前日の食事もできれば気をつけておきたいところです。
前日は、消化の良いものを食べましょう。
具体的には、乳製品や脂分の入ってないスープ、おかゆ、もち、柔らかく茹でたうどん、煮た白身魚、茹でた豆腐などです。
海外で開かれるフリーダイビングの大会では、これらの食材は手に入りにくいことが多いです。
そのため、たくさん日本から食材を持って行き、現地で調理して食べています。
海外で大会に行かれる予定のある方は、参考にしてください。
逆に、食べない方がいいものは、消化に悪いものですね。
具体的には、酒、辛いもの、脂っぽいもの、なまもの、冷たいもの、食物繊維の多い野菜(セロリ、アスパラ、小松菜など)、玄米、ラーメン、ベーコン、チーズ
この中で特に、酒、辛いもの、脂っぽいものは人によっては二日以上体に残る可能性があるので前々日から避けた方が無難ですね。
フリーダイビングの大会前僕は、酒、辛いもの、脂っぽいものは、念のため一週間取らないようにしています。
さらにストイックな選手は1ヶ月間もこれらをとりません。
すごいですね。
まとめ
食事を抜くということに慣れてないと、何も食べないと言うのは少し難しいかもしれませんが、何回も繰り返すうちに大丈夫になったりします。
今回は、当日、前日に取るべき食事の話をしましたが、もしかしたら、日頃から、よく噛んで消化のいい食材をメインに食べた方が、息が長く持つ体に近づいて行くのかもしれません。
検証は難しそうなので、一つの仮説としておきます。
皆さんも食事に関して新たな見解があれば遠慮せずに教えてくださいね。