フリーダイバー菊本

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海に潜る人は知っておきたい潜水反射

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どうも菊本です。

 

今回は、潜水反射について話したいと思います。

 

海で潜る機会の多い人はぜひ知識として蓄えリスクを減らしましょう。

 

 

潜水反射とは?

 

潜水反射とは、人間が水中を潜るときに、体が無意識に水中モードになる状態になることをいいます。

 

では、潜水反射はどのような条件のもとで起こり、どのような反応なのでしょうか?

 

潜水反射の起こる条件

 

潜水反射は次の条件下で起こります。

 

①息を止める

②水につかる

③潜って体が水圧を感じる

 

以上です。

 

ただしこれは全部の条件が揃わなくても機能すると言われています。

 

例えば、息を止めるだけ。

例えば、息をスノーケルで息を吸いながら水につかっているだけ。

 

このような条件下でも潜水反射は起こります。

 

潜水反射が起こると体はどのようになるのでしょうか?

 

潜水反射の反応

心拍数の低下

心拍数が下がっていきます。

 

僕の例で言うと、通常時65の心拍数が息を止めて水につかるだけでも55までいきなり下がります。

 

そして深く潜れば潜るほど50、45と下がっていきます。

 

最終的には30代前半まで下がります。 

 

これは、僕特有のことではなく、誰でも通常時の60〜50%まで心拍数が下がります。

 

心拍数が下がるとその分心臓の動きが少なくなり、体が消費する酸素が節約できます。

 

酸素が節約できると、より長い時間水中に滞在することができるという仕組みです。

 

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ブラッドシフト

ブラッドシフトブラッドシフトとは、体の末端の毛細血管が収縮することにより脳や心臓などの生命の活動において重要な器官にだけ血液を循環させる反応です。

 

余計なところに酸素を循環させないので、体が消費する酸素を節約することができます。

 

深く潜ると手足が冷たくなったり、また唇が青くなったりするのはそのためです。

 

唇は毛細血管が透けて赤くなってますが、血流が少なくなるに従い、だんだん青くなるのはこのためです。

 

脾臓の収縮

あまり話題にならないのですが、脾臓という器官があります。

 

潜水反射が起きると、この脾臓が収縮します

 

それにより、脾臓に溜めてあった赤血球が血液中に放流され、血液中は通常よりも多い赤血球を保持してる状態になります。

 

一回の拍動で運べる酸素が増えることにより、心拍数が低下しても、体は低酸素状態になりにくいということです。

 

結果、酸素の節約ができます。


まとめ


潜水反射は誰にでも備わった機能です。

 

たとえ、一回も水につかったことがない人でもです。


このような反応が人間に備わっているという事は、人間はもともと海の生物だったのかもしれませんね。

 

興味深い反応ですね!