ども、菊本です。
魚突きをしてると、どこからともなく船で近づいて来て声をかけてくる人たちがいます。
だいたい漁師です。
彼らはどのように声をかけて来て、僕らはどのように対応すればいいのでしょうか?
菊本の経験を踏まえて解説していきます。
和歌山県某所
5年前何も知らない僕は、和歌山県某所で魚突きをしてました。
始めてすぐに、小船がこちらに向かってくるのが見えました。
よく見ると、スキンヘッドにサングラスのおっさんが紀州弁で何か叫んでいます。
おっさん「お前、何やっとんじゃ」
菊本「魚突きです」
おっさん「ここは魚突き禁止じゃ」
菊本「じゃあ帰ります」
と言うことで魚突き終了
もっと詳しくその時の様子を知りたい方はこちらの記事をお読みください。
大阪からわざわざ時間をかけて来たのに開始30分で終了してしまいました。
これは実は僕が悪かったのです。
やすを使ってもいいエリアというのは、都道府県ごとに漁業調整規則で決まっており、和歌山はやすの使用ができません。
漁業調整規則に突いて詳しく知りたい方はこちらをお読みください。
無知だった僕は、そんなことも知らずに和歌山で魚突きをしていたのです。
ただ、反抗せずに素直に帰ると言ったのがよかったです。
揉めてたら、僕の方が完全に分が悪かったです。
福井県某所
福井県で魚突きをしていた時です。
二人乗りの船がやって来て、声をかけられました。
漁師「何してるんだ?」
菊本「魚突きです」
漁師「ほこ見せてみろ」
菊本「はい、どうぞ」
漁師「貝取るなよ、じゃあ!」
笑
ということでこの時は漁師の了承を得てのびのびと魚突きができました。
当時は知りませんでしたが、福井県は魚突き可能です。
しかし、漁師から見ると僕はウエットスーツを着て素潜りをしているので、採集禁止海産物(アワビ、サザエ、トコブシ)を採ってると思ったのかもしれません。
魚突き可能地域なら、漁師に話しかけられた場合、素直に「魚突きです」と言いましょう。
違法行為ではありませんので、何にも気を使う必要はありません。
京都府某所
その時、僕は水中銃を使っていました。
相変わらず、僕はルールに無知だったのですが、水中銃はなんとなく禁止だろうことは知っていました。
しかし、その時は内緒で使っていました。
友達と二人で海に行ったのですが、友達はスノーケリングだけで魚突きをしなかったため、カモフラージュで竹ヤスを持っててもらいました。
漁師らしき人が近づいてきたため、水中銃を水深20mの底に沈め、代わりに友達から竹やすを受け取りました。
漁師「何してるんだ?」
菊本「魚突きです」
漁師「ヤス見せてみろ」
菊本「どうぞ」
漁師「魚見せてみろ」
と言われたので、その直前に捕った45センチのキジハタを見せました。
すると、
漁師「そんなもんヤスで捕れるわけねえだろう!お前怪しいな!」
と言ってなんとその漁師は、マスクとスノーケルを装着し始めました。
海に飛び込む気です。
その日は、不運?にも透明度がよかったため、20m底まで丸見えだったため海に飛び込んだ漁師に水中銃はすぐに見つかってしまいました。
そして漁師に取ってこいと言われるので、仕方なく下まで潜って水中銃を取ってきました。
「お前そんなに潜れるなんて素人じゃねーな」
と業者扱いされましたが、その後平謝りして、水中銃も没収されずに、すぐに帰るということで許してもらいました。
教訓
違法行為をしてるときは、こっちが完全に悪い。
平謝りして、すぐに帰るといい、許してもらおう。
長崎県某島
長崎県のある島で魚突きをしていた時です。
その時も、船が一隻こちらへ近づいてきました。
そして、乗っていた漁師から、
「この場所では潜ってはいけない、すぐに辞めろ」と言われました。
その時の僕は、水中銃ではなくヤスを使っていました。
そして、長崎県はヤスの使用を認めています。
つまり、何人も僕の魚突きの時間を奪う権利はありません。
ということで無視して続けました。
するとどんどん船が増えてきて、
「早くやめろ」
とか
「警察呼ぶぞ」
とか言われました。
違法行為をしていないので、警察を呼ばれたところで、全く問題ありません。
僕は、「どうぞ」
と言い無視して魚突きを続けました。
2時間後、魚突きを終えて陸に戻ると、警察が待っていました。
警察は即座に、
「すいませんねレジャー中に、呼ばれたんで仕方なくきたんですよ」
と言いました。
僕も、「お疲れ様です、余計な仕事が増えて大変ですねw」
と言いました。
その後は警察と15分くらい雑談して、普通に車で帰りました。
教訓
魚突きが許可されている都府県で、魚突きをしていて、急に「辞めろ」と言われても法的には従う必要はありません。
その時の僕のように無視して続けてもいいですし、従ってやめてもいいです。
ただ、無視して続けた場合は、思はぬリスクがあるのでご注意ください。
友達の経験ですが、車のタイヤが4つともパンクさせられてました。
誰がやったかは不明ですが、このようなリスクもあるので用心ください。
京都府某所
これは、漁師ではなく海上保安庁の船に声をかけられた話です。
その時は、やたらでかい船がこっちに向かってくるなと思って見てると、船に海上保安庁と書いてあるのが見えました。
京都は魚突きオッケーなので、無視して続けていると、スピーカーで
「何をしていますか?」
と言われました。
大きな声で
「魚突きです」
と言うと
「モリは手から離して使用しないように」
と言われたので
「わかりました」
と行ったら、すぐにどっかにいきました。
例のモリの使用方法についての取り決めですw
詳しく知りたい方はこちらの記事を参考に
ということで問題なく魚突きを続けることができました。
まとめ
魚突きは、許可された都府県で、許可された道具を使い、許可された使用方法で行う限り誰にも制限されるものではありません。
そのような地域で急に「辞めろ」と言われても基本従う必要はありません。
無視してもいいですし、
「まあまあ遠くから来たんで1時間だけ勘弁してくださいよ」
などと言って許可をもらい(本来は不要ですが)魚突きを続けてもいいと思います。
少し我慢してでも、自分が一番快適な時間を過ごせる方法は何かを考え、臨機応変に対応していきたいですね。
これを読んで魚突きを始めたいと思った方はこちらの記事も読んでみてくださいね。